【ご報告③ソフィア人形劇場・ソフィア大学】10/7~10/16 北マケドニア・ブルガリア雅楽コンサート・ワークショップ

この度、バルカン半島の国々である北マケドニア・ブルガリアにて、現地大使館の招聘を受けて雅楽のコンサート・ワークショップを3都市5回にわたり行なってまいりました。

今回は、10月12日にソフィア人形劇場で行われたコンサート、14日にソフィア大学東洋言語文化センターで行われたレクチャーコンサートについてのご報告です。

前日に北マケドニアのスコピエから陸路を移動し、3 – 4時間でブルガリアの首都ソフィアに到着しました。市内に入ると直ぐに、ソフィアの女神像がお迎えしてくれました。ブルガリアは実は人形劇が非常に盛んであり、市内の中心地に位置するソフィア人形劇場は大変歴史のある人形劇場です。

在ブルガリア日本大使館の道上大使のスピーチから始まり、雅楽紹介レクチャーは全てブルガリア語通訳を入れて現地の方々にも分かりやすく説明させていただきました。

最後に、ソフィア大学お箏クラブの学生とのコラボレーションにて「さくらさくら」と「もののけ姫」の演奏で締めくくられ、300名満席の会場参加者よりスタンディングオベーションもいただき拍手喝さいの中終了しました。

そして、今回の海外公演の最後の締めくくりは、14日にソフィア大学東洋言語文化センターにて行われたレクチャーコンサートでした。

ソフィア大学には日本学科があり、多くの学生たちが日本文化や日本語を学んでいます。レクチャーコンサートには学生達をはじめ大学関係者が100名程集まりました。

スコピエ大学同様、唄歌体験や装束体験は盛り上がりましたが、やはり最後のお箏クラブ学生とのコラボレーションでのジブリ音楽は一番の盛り上がりをみせ、海外での日本アニメの人気を肌で感じさせていただきました。

今回、ソフィア大学のステラ先生や滝川先生には準備段階から細やかに連携をいただき、素晴らしいコラボレーションになりました。また、通訳のミラさんや会場担当のアルベナさんはじめスタッフの方々のサポートに心から感謝申し上げます。

・日程:2024年10月12日&14日
・開場:ブルガリア、ソフィア人形劇場、ソフィア大学
・出演者:三浦元則(篳篥)、中村香奈子(龍笛)、大塚惇平(笙)、宇佐見仁(和琴)、澤入由佳(舞)
・舞台美術作品:鳥井美知子
・主催:一般社団法人ENSOPHIA(SILKROAD JAPANとして開催)
・協力:在ブルガリア日本大使館(日本・ブルガリアブルガリア交流開始115周年、外交関係樹立85周年、外交関係再開65周年の「3つの周年」およびブルガリアにおける第35回日本文化月間)、ソフィア人形劇場、ソフィア大学
・助成・協賛:独立行政法人国際交流基金、一般社団法人東京倶楽部、株式会社井筒企画
・撮影:唐亨

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